自動車のリアナンバープレート、左側にある封印は、「国土交通省令で定められている義務」となり、軽自動車・二輪車・駐留軍を除く自動車は封印の取付けを受けなければならない。

このページでは、wikiに車の封印に関する掲載も無いので、封印に対する疑問を取り上げ、疑問に対する回答も同時に表示します。

1. 封印の外し方

封印の外し方

封印は、受け側と、登録時に国土交通省が取り付ける封印側の2分割構造となっており、外す時は、地域の頭文字(東京であれば東、神奈川なら神)の封印部分を、マイナスドライバーで切り裂く事で、中にあるプラスネジが見える。後はプラスネジをドライバーで外す事で、取り外す事が可能。

2. 封印は取り外して良いの?

法令では、下記のように定められている。

道路運送車両法

何人も、国土交通大臣若しくは封印取付受託者が取付けをした封印又はこれらの者が封印の取付けをした自動車登録番号標は、これを取り外してはならない。ただし、整備のため特に必要があるときその他の国土交通省令で定めるやむを得ない事由に該当するときは、この限りでない。|http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO185.html

上記のように、封印を取り外す場合は、事故などによる修理、名義変更や住所変更、中古車購入時にナンバーが変わる場合などの、理由が必要。
その為、外すのは自動車業者となる。

3. 一般の方が取り外したり、封印が無い状態で道路を走行すると違反?

法令に対しては、違反となります。走行する際に封印が無いと、刑事罰になる場合も。

違反として指摘された場合に、可能性のある刑事罰。

刑事罰6 ・・・6月以下の懲役又は30万円以下の罰金(道路運送車両法108条)
刑事罰8 ・・・50万円以下の罰金(道路運送車両法109条)

4. 再封印の料金・費用

封印は、陸運局に車を持ち込み、封印の金額は20円ほどです。
但し、上記で説明したように、車関連業者が行う為に、車業者が陸運局に持ち込む工賃(料金)が別途必要。
業者は、事故などの場合、積載車に該当車両を積み、持ち込み、封印を受ける事が必要な点から費用がかかります。車屋により工賃は異なるので、見積もりしてみましょう。

まとめ

リアナンバーの裏側に、LEDプレートを後付したい。
ナンバープレートの裏側に、欧州車(海外)のナンバーを付けたい。
このような場合も、車屋に頼む必要があります。
個人で運輸局へ持ち込み、陸運局内で封印を外し、再封印を受ける事ができるとblogなどで記事にしている方も居ますが、厳密には違反となります。